枠番と馬番



競馬では出走馬に番号が振り分けられます。

その振り分け方には2種類あり、それぞれ「枠番」「馬番」と呼びます。

馬券について説明する前に、この「枠番」と「馬番」について簡単に説明させて頂きたいと思います。






馬番


馬番は、全出走馬に番号を単純に振り分けたものです。

つまり、1頭に1つの馬番が与えられることになります。

当然ではありますが、出走頭数によって番号の数が決まり、最低頭数である5頭なら1番〜5番

8頭なら1番〜8番、16頭なら1番〜16番、最高頭数である18頭なら1番〜18番という感じになります。

レースではスタートで使用するゲートの上や競走馬につけられるゼッケンなどに馬番が書かれます。



なお、馬券では単勝、馬連、3連複など、ほとんどの種類で馬番が使用されます。






枠番


全出走馬を8つのグループに分けたものを「」と言います。

それを番号で表したものが「枠番」です。

8頭以下の場合は馬番=枠番となりますが、9頭以上の場合は1つの枠番に2頭以上存在する枠が生じることになります。

その分け方には規則があり、後ろの枠から順番に頭数が増えていくという分け方になります。

例えば、9頭立ての場合は8枠が2頭、10頭立てなら7枠と8枠が2頭、15頭立てだと2枠〜8枠が2頭・・・

16頭立てなら全ての枠が2頭ずつとなり、17頭は8枠が3頭、18頭だと7枠と8枠が3頭になります。

文字だけで説明すると非常に難しいので、早見表を作成しました。

枠番早見表



なお、この分け方は9頭〜15頭に関しては以下のような計算で求めることができます。


出走頭数をnとすると、1枠から16−n枠までが1頭で、17−n枠から8枠までが2頭


例えば12頭立ての場合、n=12を代入し、16−12=4、17−12=5となるため

1枠から4枠までが1頭、5枠から8枠までが2頭となります。



ちなみに、馬連がなかった時代には人気が集中しそうな馬を1つの枠に孤立させる「単枠指定(シード制)」というものがありました。

これは人気馬の出走取消・競走除外による混乱を解消するために導入されましたが

1991年に馬連が発売されると同時に廃止となりました。



また、枠番は色分けされており、その色は騎手がレースで着用するヘルメットの色となります。


枠番の色分け

1枠2枠3枠4枠5枠6枠7枠8枠




JRAで発売されている馬券では枠連のみ枠番が使用されます。

また、地方競馬では馬単の枠番バージョンである「枠単」が発売されているところもあるようです。






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